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社団法人
埼玉中央青年会議所

〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティビルB1F (私書箱66号)
TEL 048-647-3315
FAX 048-647-3316


理事長メッセージ

2008年所信

基本理念
立志創新

基本方針
志高きリーダーの心を集めて 道徳心豊かな青少年の心を育もう 継続可能な社会実現に向けたまちづくり 地域に根ざした青年会議所運動

スローガン
立志創新 今こそ変革の能動者として 〜Jayceeの志が社会変革の原動力〜

 

理事長 北 清太郎


立志創新

 「理想の社会を実現するために、自己の研鑽を図り、青年としての英知と勇気と情熱をもって未来に向かって前進を続けなければならない。」これは社団法人埼玉中央青年会議所の創立宣言文の一節であり、地域社会の変革に対する継続した約束です。私たちは、社団法人埼玉中央青年会議所を創り出した青年としての熱きエネルギーを常に忘れず、変革の能動者としての使命感を受け継ぎ、愛するこのまち(故郷)を明るい豊かな社会へと導く運動を展開することが、私たちの『立志』であることを常に確認しなければなりません。
  そしてこの『立志』をしっかりと心に刻み、これまで以上に激しく変化する時代の中で、社会や市民の多様な価値観を感じ取り、先見性を持って理想とする新たな社会を創造し、そして行動すること『創新』が望まれています。
  2008年度社団法人埼玉中央青年会議所は、この地域の未来に向けて夢や希望を大いに語り合い、私たちが理想とする社会を創造することから青年会議所運動をはじめます。『立志』の精神を抱くことで、現実という壁にも決して押し戻されることなく、夢や希望を力に、『創新』に向けて行動し、未来に向けて歴史の一つひとつを積み重ねます。


志高きリーダーの心を集めて

 市民運動が活発になった今日、ボランティアやNPOをはじめとする市民団体が脚光を浴び、あらゆる分野でまちづくり運動に貢献し地域主権型社会に向けての歩みが始まっています。そんな時代背景においても、青年会議所は地域にとってなくてはならない存在です。青年会議所は二十歳から四十歳という年齢制限、そして単年度制という特色を活かし、社会の変化を的確に捉え、斬新な発想とエネルギー溢れる行動力から社会の変革を創りだす特色ある団体です。今こそ地域に、青年会議所はその特色を最大限に発揮する時です。
  青年会議所の誇れる財産は「英知と勇気と情熱を持った人」そのものです。一人ひとりが社会変革のリーダーとなり、メンバー全員が同じ志をもって同じ方向に踏み出せば、地域を大きく動かす力を発揮することができます。その原動力となる私たちは、地域にビジョンを示す創造力と地域を牽引するリーダーシップを常に高めるための研鑽を行っていかなければなりません。青年会議所には「個人」「地域」「国際」「ビジネス」という4つの機会があります。この4つの機会に対して前向きに取り組めば自分を成長させる絶好の機会になるはずです。積極的な姿勢でその機会を自分のものにしてほしい、チャンスの神様は通り過ぎてからでは決して掴まえることは出来ません。志の高さは人に与えられるものではなく、自らが決めることです。消極姿勢から積極姿勢へ、義務感から使命感へ、志高きリーダーを目指して自己研鑽し成長することは、社会の変革に挑む大きな原動力へと変わります。


道徳心豊かな青少年の心を育もう

 私たちの愛する子どもが暮らす社会が、平和で安心して暮らせる社会であることは誰もが願うことであります。しかしながら、現代社会において子ども達の道徳心や倫理観に関する様々な問題が指摘されています。個人を尊重する風潮の中で「自分さえ良ければ」という考えのもと、「人には主張することはあっても自分は実践をしない」といった、自己中心的な行動が目立つようになってきました。これには、子ども達の見本となるべき大人から道徳心や倫理観が薄れてしまっていること、そして子どもに無関心、自信を持って叱れないと言った社会に原因があるのではないでしょうか。
  道徳とは、人として守るべき精神的規範であり、社会的規範です。特に思いやりや感謝の気持ちは、明るい豊かな社会を創る上で、また自立した大人として社会で活きていくためにはとても重要な要素になります。私たちは地域のリーダーとして、また責任世代として、常に子ども達に必要なことは何なのかを考え、率先して子ども達への教育を行っていかなければなりません。
  また、道徳心は知識を学ぶことだけでは身につきません。自分を取り巻く人と人との「つながり」や「かかわり」の中で体験して養われていくものです。家族や友人、先生や地域社会といった人間関係の中で、規範や秩序とは何であるかを体感し心で理解することで初めて身につくものです。そのためにも、「地域の子どもは地域が育てる」という志を持った地域のリーダーを多く育成し、地域の「協育力」を高めることが必要になります。将来を担う子ども達が自らの社会に誇りを持ち、大きな夢と高い志をもって活きることのできる社会を創造していきます。


継続可能な社会実現に向けたまちづくり

 私たちの地域は経済至上主義また中央集権の下、東京を中心とするグローバル経済の活性化を目的とした都市基盤整備により、これまで成長を遂げてきました。そして現在、国の構造改革の一環により地方分権が進み、時代は地域としての自立、継続可能な社会への確立に向けて大きな転換期を迎えています。
  今後、継続可能な真に自立したまちづくりを行っていく上で、「自分達の住むまちは、自分達の夢や熱き思いで創る」という意識を持ち、地域市民が主体となって、自発的にまちづくりに取り組む事が必要です。地域に眠っている人材、ノウハウ、技術などの資源を活かし、地域社会を豊かにするコミュニティビジネスの有効性を広く地域に発信することで、自分達の地域をよりよくするための取り組みが始まり、地域として自立した継続可能な社会の実現を目指します。
  私達の地域は地方分権が進む中で合併を経験し、さいたま市誕生から6年、政令指定都市への移行から4年が経過しました。政令指定都市へ移行することにより、県から権限と財源の移譲を受け、市域のことは自己責任、自己決定することが出来るようになりました。そして、今後訪れる道州制の州都を視野に入れた時、その中枢都市しての発展が期待されています。そのためにも、これまで以上に政令指定都市としての特性を生かし、個性豊かで活力に満ち溢れる地域として確立していかなければなりません。
  また、京都議定書から10年が経過した現在、民生部門の温室効果ガス排出は大幅な増加傾向にあります。146万人を越える人口を有する地域の責任として、環境に配慮したまちづくりの視点は忘れてはなりません。2007年夏には埼玉県で国内最高気温40.9度を記録するなど、私たちのごく身近なところでも地球温暖化の影響は起きています。環境問題は市民一人ひとりの問題であり、一人ひとりの意識で解決することの出来る問題です。子ども達に健康で美しい地球環境を残すために、継続可能な地球環境実現に向けての運動を展開していきます。


地域に根ざした青年会議所運動

青年会議所が掲げる目標の一つには、「明るい豊かなまちづくり」があります。私たちが考える明るい豊かなまちとは、安心で平和なこの地域に愛着と誇りを持ち、夢や希望に満ち溢れた活力のあるそんな素敵なまちです。明るい豊かなまちづくりに向けて、青年会議所の活動はこれまで以上に地域社会に深く入り込み、地域市民の方々と協力して運動を行うことで、より大きな成果を生み出さなければなりません。そのためにも、机上の空論ばかりに時間を費やすのではなく、私たちは地域のことをもっと知り、目標にむけて一生懸命に知恵を絞り、常に熱い議論を交わし、そして行動しなければなりません。明るい豊かなまちの実現に向けて、地域市民をファシリテートしていきます。
  地域に根ざした運動を展開するにあたっては、地域により密着している地区委員会の存在があります。地区委員会が1市1町10区毎にこれまで築いてきた、地域社会との深い関わりを活かし、社団法人埼玉中央青年会議所全体として、より効果的な運動展開を行います。「地域と共に汗を流し、共感できる事業」をモットーに地域との協働運動をさらに推進することで、より地域に根ざした青年会議所運動を展開していきます。


むすびに

「真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり
            真の政治家とは政治を楽しむ人である」
  これは古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの言葉です。これを青年会議所に例えると「真のJayceeとはJCを楽しむ人である」と言えます。いつの時代、どんな職業、どんな立場においても「楽しむ」ということは、とても大切なキーワードではないでしょうか。
  大きく強い『立志』と「真に楽しむ」姿勢をすべての仲間と共に持てば、どんなに高い目標であっても積極的に取り組める、積極的に取り組むからこそ、より大きな結果『創新』を創り出すことができる。「真に楽しむ」にはそんな不思議な力があります。私たちは真のJayceeとして、今まで以上にまちのことを真剣に、そして興味を持って深く考え、大きな夢を描き、真の楽しさを語り継げる運動を目指していきましょう。
  この地域の未来は無限の可能性を秘めています。だからこそ青年会議所はこの地域のすばらしい未来を創造し、その目標に向けて積極的な運動を行う必要があるのではないでしょうか。2008年度社団法人埼玉中央青年会議所は、「立志創新」Jayceeの志し高く、地域社会の変革に挑戦します。

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