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社団法人
埼玉中央青年会議所

〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティビルB1F (私書箱66号)
TEL 048-647-3315
FAX 048-647-3316


理事長メッセージ

2011年所信

基本理念
創意挑戦

基本方針
・心豊かな魅力ある地域創造 ・次代を担う子どもの夢創造 ・未来を切り拓く人間力創造 ・志高く魅力溢れる組織創造

スローガン
〜「創意挑戦」心豊かな希望溢れる社会を創造するために〜

 

理事長 大木 崇寛

 


はじめに

 戦後の復興期、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という志高き思いで「明るい豊かな社会」実現を目指し、信じあう仲間と共に我々の先輩方は青年会議所を設立されました。そして時代の変遷と共により良い地域を目指し、現在の社団法人埼玉中央青年会議所が誕生しました。
 混迷を極める政治、先の見えない現代において我々は今何をすべきなのか、もう一度原点に立ち返り、青年の使命感のもと明るい豊かな社会を目指し活動をしていかなければなりません。いつの世も時代を動かすのは、青年の純粋な熱意であり情熱であり勇気です。先人より高い志を受け継ぎ、変革の能動者としてこの地域の未来や魅力を語り、明るい豊かな社会実現を目指して真剣に議論をし、机上の空論ではなく理想を実現するためにメンバーそれぞれが自ら積極的に行動する自覚を持つ必要があります。そして、古きよきものは継承しつつ現実を真摯に受け止め進化をしていかなければなりません。
 2011年度は今までの運動を踏まえ、温故知新の考えのもとさらなる「創意」と、今より一歩前へ進み出ることに「挑戦」をする、「創意挑戦」をキーワードに運動展開していきます。


心豊かな魅力ある地域創造

  昔から日本は相互扶助の精神のもと、向こう三軒両隣という言葉があるように、困ったことがあれば助けあう習慣がそこにはありました。しかし最近、地域や人の繋がりの希薄化を顕著にあらわすような問題が多数発生しています。
 そんな現代だからこそ、市民同士が助け合い、支え合うような繋がりのある、心豊かな社会が必要なのです。地域市民同士の繋がりがあればコミュニケーションも生まれ、犯罪の抑制にもなり、市民が生き生きと安心して生活することが出来ます。また、市民同士が協力してまちづくりを進められるような仕組みづくりをおこなっていくことも、これからの魅力ある地域創造には必要です。地域の問題は地域で考えるという志を持った市民を創造していく手法を模索し、実現の可能性を目指すことで今後の地域創造に生かしていきます。
 また、この地域は首都圏ということもあり、近郊から移り住んできた人が多い地域でもあります。心豊かな魅力ある地域を創造していくためには帰属意識の高い、この地域を愛する心を持つ人を育てていかなければなりません。地域の魅力を探求し、発信しつづけることにより、郷土愛の醸成に繋げ積極的にまちづくりに参加してくれる市民を創造していきます。
 そして、地域市民が自分の住むまちをもっと豊かにしたいと思う志と、自分の住むまちが大好きで仕方がないという地域を愛する心、郷土愛をもった市民を増やしていくことにより、市民同士の繋がりのある、心豊かな魅力ある地域を創造していくのです。


次代を担う子どもたちの夢創造

 戦後の教育政策において、最重要科目の一つであるべき日本の歴史教育や道徳教育が軽視され、日本人は精神的な支柱を失いつつあります。その結果、今日では様々な問題が生じてきています。だからこそ今、教育で最も大切なことは、知識を学ばせることよりも、日本人が培ってきた道徳的価値観を教えることだと考えます。
 近年、目を覆うような凶悪犯罪、多種多様化する青少年問題等、教育に関する問題が山積しています。その原因は他者を思いやる心や、人を信じる心、そして人間として守らなければならない道、道徳心の欠如が原因と考えます。子どもをとりまく環境である我々大人が心の基軸となる道徳心を忘れ、社会の規範を守れないようであれば、当然教育など論外です。我々はこの道徳心の重要性を再度地域に発信し、道徳心溢れる心豊かな大人を創造していくと共に、地域で子どもを育んでいくことで、健全な青少年の育成に貢献できる教育環境を目指していきます。
 また、次代を担う子ども達を育てていくためには、自らの将来に夢と可能性を信じることの大切さを教えることが、子どもたちの無限の可能性を引き出す第一歩だと考えます。そして、感謝の心や他人を思いやる気持ち、目標に向かって諦めないで努力出来る心の強さを教えられるような体験を通じて、自らの将来に大きな夢と可能性を信じられる、心豊かな子どもたちをこの地域で育てていきます。
 そして、健全な教育環境と地域で地域の子どもと育てることが、やがて子どもたちが大きく成長して自立した後、この地域に帰ってきてくれるきっかけとなり、巡り巡って地域の活性化に繋がっていくのです。


未来を切り拓く人間力創造

 我々は青年経済人といわれるように、社会において経済活動をおこなっている一員です。企業の使命として適正な利益を追求し、雇用を創出し、積極的に社会貢献をしていかなければなりません。そして、経営者としての優れた資質とリーダーシップの追求、社会と共に成長をしていくという姿勢を忘れず、われわれメンバーは地域社会で牽引役となっていく必要があります。
 明るい豊かな社会の実現を目指し運動展開をするためには、我々メンバーが修練を重ね、個と公の調和の取れた地域を率先して牽引するリーダーとしての資質向上に努めなければなりません。そして多くの気づきや知識、見識をもつことで行政や地域市民に対し、様々なかたちのリーダーシップを発揮し、明るい豊かな社会づくりに貢献をしていきます。
 さらに我々メンバーは青年経済人の集まりです。自分の会社だけ儲かれば良いという個人主義ではなく、地域と共に発展をしていくという共生の心を持ち、公益に貢献できる青年経済人となるべく積極的に経営資質の向上、個々の能力の修練に努めていきます。そして社会への貢献がやがてわれわれ企業に対する信頼となり、さらなる企業の発展と地域への貢献という好循環が生まれていき地域の牽引役となることが出来るのです。
 そして、公共心と優れた経営資質を育み、様々な場面で発揮出来るリーダーシップの修練をおこなっていくことで、未来を切り拓く逞しい力を創造していきます。


志高く魅力溢れる組織創造

 青年会議所が他の団体と大きく異なるところが、40歳までの年齢制限です。この年齢制限のおかげで青年会議所は絶対に若さを失わず、常に希望に溢れ未来に向かった運動展開ができるのです。そしてこの運動を継続していくためには、多くの同じ価値観を持ったメンバーを常に拡大していかなければなりません。近年の会員減少傾向において会員拡大は我々最大の課題の一つです。また会員の拡大が地域からの評価でもあります。地域に認められる運動展開を積極的におこない、青年会議所の魅力を発信し、メンバー一丸となることで会員拡大に繋げていきます。また、入会してきたメンバーに対し、青年会議所という団体は何なのか、どういう目的のもとに活動をしているのかという基礎知識の研修を行うことで理解を深め、しっかりとした礎のもと自ら進んで行動し、積極的変化を生み出せる今後の素晴らしいJAYCEEとなる教育をおこなっていきます。
 我々の運動は地域市民からの参加を得て、共に運動をすることが明るい豊かな社会実現への第一歩です。地域市民に理解を得られない運動であれば自己満足で終わってしまいます。我々の運動をもっと市民に知ってもらうために、各種メディアと連携の仕組みづくりや、青年会議所の様々なネットワークを生かし、効果的な運動発信を行っていきます。そして、青年会議所には様々な交流や機会があります。そんな機会を積極的に生かし、メンバーのスキルアップや情報交換、個々の視野の拡大に繋げLOM全体の活性化に貢献していきます。さらに組織として今後どうあるべきかという未来をしっかりと見据え、進化をしていかなくてはなりません。次代にあったしっかりとした組織を目指し、変化を恐れずよりよい組織運営をおこなっていきます。
 また、我々の運動は常に公益を念頭においた運動でなくてはなりません。公益法人制度改革により公益社団法人への移行の準備も進めていくと同時に、我々のおこなう運動に対しても公の利益に繋がっているか、今後どのように地域の利益に繋がっていくかを真剣に議論し、運動に反映させていくことで地域から信頼をされる運動展開を目指していきます。


終わりに

 青年会議所の目的は明るい豊かなまちづくりです。そして失敗を恐れず、積極的変化を求めて行動していかなければなりません。「二度とない人生だから志を高く持とう」「愛する我がまちだから夢をかたちに変えていこう」「二つとない国だから日本の未来をこの手で創ろう」「かけがえのない地球だからすべてのものとともに生きよう」。未来に挑む誇り高き行動や、情熱は青年の特権です。我々が地域社会の変革に積極的に挑んでいくことで、この地域を必ず明るい豊かなまちに近づけると確信します。
 私は2011年度、明るい豊かな社会実現の為に率先して行動し、メンバーの規範となるべく行動していきます。LOMメンバーも斜に構え、行動なくして語るのではなく、まず行動し、経験や結果から語っていくことで、さらなる地域からの信頼が勝ち取れる団体となるはずです。そして、メンバー一人ひとりが当事者意識を持ち、地域のリーダーとなるべく着実に行動することが今我々に求められているのです。さらに志高い多くのメンバーと共に、しっかりとした足元を構築できる社団法人埼玉中央青年会議所を創っていきます。そんな我々の行動がやがて地域にしっかりと波及し、明るい豊かな社会実現に繋がっていくのです。
 また、日々の青年会議所活動において、楽しむという心を忘れてはいけないと考えます。楽しいからこそ継続して努力できる、楽しいからこそ自分自身が生き生きと活動できる、楽しさが周囲にも伝播し多くの人たちを巻き込んだ運動ができる。楽しむという心を持ち続け実践していけば、そんな好循環が期待できるのです。
 そして、人生で重要な20歳から40歳までの貴重な時間をこの愛する地域を輝かせる為、志し同じくするメンバーと共に積極的に議論をし、ぶつかり合い、尊重しあい、運動していくことが地域の為、そしてなりより自分の人生の中できっとかけがえのない時となるはずです。2011年度、「創意挑戦」の心を忘れず、全ての事業、運動に邁進し、明るい豊かな社会実現を目指します。


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