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理事長のひとこと

2013年07月22日更新
ばらまつり事業参画の魅力について

 今年2013年度も半年以上が経過し、折り返し地点を通過いたしました。皆様におかれましては夏の暑い時期、体調を崩されておりませんでしょうか。斯く言う私も連日の猛暑とエアコン、そしてリビングで寝てしまうことが度々あり、不覚にも夏風邪をひいてしまいました。現在は回復に向かっており、日に日によくなっておりまして問題ないのですが確りと体調を整え、関係者に迷惑をかけないよう今後も公務を全うしていきたいと思っております。

 さて、先ずは5月の後半を振り返りますと例年開催いたしております“さいたま市ばらまつり”において「JCは〜とふるローズ制作体験」をお祭りの2日間に合わせて、両日ブースの出展をいたしました。これは、アメリカンフラワーという造花を無料で作っていただき、地域の魅力でもあり、さいたま市中央区の花でもある薔薇の魅力を知っていただき、より親しみを持っていただきたいという願いが込められております。
 今年度は相互の協力体制が一層強化された、さいたま市中央区PTA連合会の皆さま、そして新たに日本ハーブ振興協会さまと埼玉ばら会さまにもご協力をいただくことができました。皆さまの御蔭でとても面白味があり、またスムーズなブース設営ができましたことを心から感謝申し上げます。

 今回私たちが行ったブース出展の活動を俯瞰的に見ると、ボランティア活動になる訳です。私たちの活動にご理解をいただき、他団体の方々と協働できることは発信力の向上、そして相互の活動の理解促進にもなりますし、今後のお互いの活動に更なる進展が及ぼせるのではないかと期待が持てます。組織の運営側から見ますと、様々な方と協働して地域に対して奉仕をすることは、青年会議所会員の修養にもなると考えます。
 自分達の会だけで物事を進めるのではなく、他と協働をしていくには事前の調整や取り決め等の段取り、当日の役割分担、そして事業終了後の報告等々、行わなければならないことが多くあります。また、事業の当日にはお互いに楽しく活動できるようにコミュニケーションを取り合うことも必要ですし、社会的な品格も求められるはずです。
 私たちは、このばらまつりに参画するにあたり、今年度入会した会員の研修的な位置付けも持って事業を実施しておりますが、それを担当する委員会全体でも学びの場になっていると思います。

 私たちの活動地域には18,000人を超えるボランティアの方がおり、また400を超えるNPO団体が活動をしております。その事業によって様々な人たちとの繋がりを持って事業を行っていくことが今後のまちづくりを飛躍的に高めることができると考えております。引き続き、行政の方々そして市民や他団体の方々とも積極的に連携を図っていきたいと考えておりますので、従来と変わらぬご協力を賜りたくお願い申し上げます。

2013年05月17日更新
広めよう地域の防災 5月第1例会

 過日、浦和コミュニティセンターで開催をしました私たちの公開例会にお越しをいただきました多数の市民の皆さま、平日の夜にもかかわらず地域のことを想ってお集まりいただき、ありがとうございました。
 そして、コーディネーターの安部邦明様とパネリストとしてご協力いただきました埼玉大学教授の川上英二様、さいたま市大成義之様、さいたま市社会福祉協議会の阿由葉弘様におかれましては私たち公益社団法人埼玉中央青年会議所の趣旨に快くご賛同をいただき御協力賜りましたこと、改めて御礼を御申し上げます。

 当日、会の冒頭でも申し上げましたが、関西学院大の鈴木謙介准教授の著書から引用しました「かかわりの知能指数」=Social Quotientが2011年の東日本大震災以降、日本国民においてその価値観が大きく向上しました。私たちが住み暮らすこのまちにも成人の8割を超える人々が、できる範囲で国や地域において社会貢献をしていきたいと思っていただいているはずです。即ち、この意識を継続し現状よりその必要性を更に広めることにより、今後の有事には2011年の福島からの避難者に対して行えた以上のボランティアの方々との協働が可能になると思われます。
 その為、どのように効果的な計画をし、速やかな援助もしくは復旧、そして復興を行うのか、事前の取り決めやその準備を着々と進めていくべきであると考えております。地域に多数存在する団体が行政の方々と協力をし、確りと手を結びX dayに備えていかなければならないのです。

 私は以前6年間ほど海外に住んでいたことがあり帰国後、日本の地震の多さに改めて驚きました。そして、その状態に皆が慣れていることについて疑問に思いました。今でこそ私もこの地震の多い状態、その他の自然災害を受け入れ、ある程度慣れている一市民であります。
 世界中で発生する自然災害は地球規模で考えれば、人間として受け入れざるえないことかもしれません。しかしながら、その様々な自然災害に対して私たちは常に備えていかなければなりません。この度、私たちが開催した例会が地域における各団体との「備える」為のファーストステップになり、今後もこのような会を継続し発展させていきたいと考えております。

 最後に手前味噌になりますが今例会を担当していただきました、地域の未来共創委員会の皆様にお礼を申し上げます。今後とも地域の明るい未来に向けたご協力をよろしくお願いします。

2013年03月30日更新
最初の一歩  復興創造フォーラム2013で感じたこと

 今年で2回目となりました公益社団法人日本青年会議所主催の復興創造フォーラムが過日、宮城県は仙台の地にて開催されました。公私ともに日々多忙な中、ご参加いただきましたメンバーの皆様お疲れ様でした。また、メンバーへ向けて力強く参加促進をしていただき、様々な気付きを共有していただきました全国大会推進会議の桑原担当理事にお礼を申し上げます。

 東日本大震災から2年が経過しました。あまりにも多くの犠牲者を発生させ、多くの国民に影響を及ぼした東日本大震災の記憶を風化させてはいけない、国をあげて被災地の復興に取り組む想いを、全国の青年会議所メンバーが共有する場としての復興創造フォーラムでありました。また、震災後の時代を創っていくのは私たち青年世代であり、当事者意識を持って継続して復興に向けた運動をしていく意識を共有することができたフォーラムであったと思います。

 フォーラムのパネリストで参加されておりました、株式会社モンベル代表取締役会長の辰野勇氏が先ずは現地に行くことが必要であるというお話をされておりました。辰野氏は現地で被災者の方からお話を伺い、そのお話を元に製品化したライフジャケットをお持ちになってPRされておりました。
 いつもは座布団として使用できて、有事の際にはライフジャケットになる製品です。「これが震災前に備えてあれば助かった命があったかもしれない、このジャケットがあれば行方不明者をもっと減らすことができたかもしれない」、というお話は自らが行動した体験をともなった非常に説得力のあるお話であったと思います。
 とても身近に感じる辰野氏のアイデアによる製品は素晴らしい物であり、自分ができることを探し未来に向けた取り組みを実現されていることに感銘を受けました。

 復興に向けて、そして未来に向けて、いま自分が何をできるのか、未来に向けて自分ができることは、どんなことなのかを探しに被災地を訪れて、話を聞くことが最初の一歩であると考えます。日本の青年世代である私たちは、その行動力を存分に発揮して未来に向けた運動を継続して行わなければいけないのです。
 先ずは被災地へ行き、埼玉中央青年会議所の会員の皆さまはいつも行っているヒアリングをしてみてはいかがでしょうか。そこから新たな目標が生まれるかもしれません。

2013年03月26日更新
3月第1例会 〜クリエイティブなコミュニケーション〜

 3月12日(火)に開催されました私たち公益社団法人埼玉中央青年会議所の3月第1例会 〜未来を切り開く革新の極意〜 にお越しいただきました参加者の皆様、ご来場ありがとうございました。
 当日は相互訪問公開例会という位置づけで私たちの例会を開催しました。私たち埼玉中央青年会議所の会員のみならず、青年会議所に所属していない地域市民の皆様、また埼玉ブロック協議会役員の皆様、更には県内各地会員会議所の理事長をはじめとします来訪メンバーの皆様とともに研修の場を共有し、その場で初めて会う人々がお互いに自己研鑽に努め、学びを得る設えにすることができました。
 多数の方々にお越しいただきまして、その場の空気を盛り上げていただき、テンションを上げて楽しく学び、更には会員相互の友情の輪を深める機会になりましたのも偏に皆様方のお蔭であると感じております。

 今回、講師として明治大学文学部教授の斎藤孝教授をお招きし講演していただきましたが、斎藤氏曰く講演ではなく授業ということでした。斎藤教授のおっしゃる通り、座って話を聴く講演のスタイルではなく、2人または4人でグループを作ってワークショップを行うスタイルは久しぶりに学校で授業を受けているようで、参加した方々が会社や青年会議所で会議を進める際に活発な意見交換ができる手法として新たな発見でもありました。
 深く考え込むよりも、何事もポジティブに捉えてクリエイティブなコミュニケーションを行うことが、何よりも組織を活性化することに繋がっていくことを、体験しながら理解することができたと思います。ご参加いただきました方々が、その授業で学んだことを翌日からご家庭や勤務先、また青年会議所や各団体で実践していただければ主催者としてこの上ない喜びです。

 今後も私たち埼玉中央青年会議所の例会は、広く一般の方々にもご参加いただける公益性のある公開例会として開催していきます。相互に学び、共に地域を活性化していく為に、
テンション上げて→修正→確認
というサイクルを取り入れて企画していきたいと思います。

 末筆になりますが、企画・設営をしていただきました大場委員長をはじめとする組織革新委員会の皆さま、ありがとうございました。今後の更なる組織力向上につながる企画を期待しております。よろしくお願いします。

2013年02月14日更新
2月第1例会 合同所信伝達式 “積小為大”

 積小為大という言葉があります。私自身浅識ながら、先日2月6日に開催された2月第1例会で感じたことがありましたので皆様へお伝えしたいと思います。

 2013年度の2月第1例会は、私たち公益社団法人埼玉中央青年会議の活動エリア内にある、上尾市文化センターで開催された埼玉ブロック協議会、合同所信伝達式でした。従前は埼玉ブロック協議会の事業という位置づけでしたが、今年度は総務運営局の小野寺局次長の担当する2月例会として、参加する目的やその目的を達成する為の手法をメンバーの皆様へより明確に理解していただいたうえで参加することとしました。

 今回注目したいのは、その目的達成のための手法のひとつである“模範となる行動”にあります。青年会議所メンバーとして、一人ひとりが青年会議所の規律を守り、埼玉県内30LOMの会員会議所メンバーが一同に会する場で青年会議所の会員らしく参加する。“バッヂ、ネームプレートをつける”、“常に5分前行動をとる”、“整列時は私語を慎む”、“遅参する場合は連絡を入れる”等々、青年会議所のメンバーでなくても社会人であれば、あたり前すぎることであると思いますが“あたり前”のことだからこそ、見落としがちなことであり、相互の馴れ合いもあり目くじら立てて言うことも憚りショウガナイで済まされてしまっていることであるのかもしれません。

 前置きが長くなりましたが先述した“積小為大”とは二宮尊徳翁の言葉です。小を積み重ねて大を為す。噛み砕いて説明すると、大きな事をなすには小さなことを勤しみ積み重ねていかなければいけないという意味です。極端な説明では、小さいことを軽んずる者には大きなことはできないということでもあります。

 先日、水戸青年会議所の大高理事長とお話をする機会がありました。メンバーの方にしか解らないお話で恐縮ですが昨年、水戸青年会議所のOBでらっしゃる大和田先輩が埼玉中央青年会議所の例会に講師としてお越しいただいた際に、私たちが例会のセレモニーで3分間スピーチをされていたことを大変気に入られ、地元に戻られてからも例会での個人の修練としての「研修の場」、「自己研鑚する機会」は忙しくても継続していかなくてはならない、ということを大高理事長にお話しされていたということです。

 皆さまへお伝えしたいのは、小さなことでも蔑ろにすることなく、一つひとつ熟していくべきであり、大事に向けて多忙であっても足元をしっかりと見つめ、変えてはならないことや無くしてはならないことは変えるべきではないということです。小さなこと“あたり前のこと”をコツコツと積み重ねること、即ち規律を守り、古きよき日本の文化や道徳を重んじて公益社団法人埼玉中央青年会議所の会員として、奢ることなく誇りと自信を持って青年会議所運動に勤しんでいきましょう。

 最後になりましたが担当していただきました小林局長、小野寺局次長をはじめとした総務運営局の皆様が、公私ともに日々多忙な中メンバーへのご案内から当日の設営までご尽力をいただき、ありがとうございました。埼玉中央青年会議所メンバー一同で大木会長をはじめとする埼玉ブロック協議会の合同所信伝達式に参画できたこと。松井議長や安田担当理事にも全国大会主管立候補のPRで先頭に立ち取りまとめていただけたこと。何よりも30の会員会議所メンバーの皆さまと同じ志をもって、共に全国大会の誘致運動に邁進していけることを体感させていただきました。
 ありがとうございました。

 今後開催する予定の例会や事業において、いずれも高い公益性が伴っており、いよいよ公益社団法人としての本領が発揮される時期に突入します。風邪やインフルエンザも流行っているようです。体調管理に気を配って参りましょう。

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