第30代理事長 髙子 景26下山田:青年会議所のやりがいを醸成するには、まず大義名分が必要かなと。メンバーに明確な目的意識を持たせることが重要なんです。実は、アルゼンチンでも参加率の低さは世界共通の課題でして、どうやってメンバーを巻き込むかが鍵となります。 髙子:そうですね。メンバー一人ひとりに成功体験を与えられないと、青年会議所活動へのポジティブな変化は難しいと感じています。下山田:そこで大切なのは、メンバーに役割を与えること。そして、楽しい雰囲気の中で、JC活動を通じて得られるものを明確にすることです。ビジネス機会、地域開発、個人開発、そして国際的な機会など、具体的な価値を示すことが重要なんです。髙子:国際的なネットワークを活用して、メンバーに新たな視野を提供することも、やりがいを生み出す一つの方法ですね。下山田:その通りです。最初は躊躇していても、一度国際的な経験をすれば、メンバーの意識は大きく変わります。私も若い頃、先輩に無理やり連れて行かれた経験がありますが、そういった『巻き込み』が大切なんです。髙子:まさに、まずは参加してみることが重要なのでしょうね。下山田:そうです。食わず嫌いの人が多いんですよ。一度経験すれば、カルチャーショックや楽しさを実感し、次の国際イベントへの興味につながります。青年会議所は、そういった機会を提供できる唯一の団体だと自負しています。髙子:メンバーに成功体験と成長の機会を与え、組織の意義を実感させることが、やりがいの醸成に繋がるということですね。 楽しい雰囲気の中で、JC活動を通じて得られるものを明確にすることJCI会頭 下山田 敬介様対談 vol.2メンバー一人ひとりがメンバー一人ひとりが組織の中で自分の役割を見出し、組織の中で自分の役割を見出し、成長を実感できる環境づくり成長を実感できる環境づくり×
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