2508-000342-02 創立30周年記念誌_本文 デジタルカタログ
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27下山田:その通りです。大切なのは、メンバー一人ひとりが組織の中で自分の役割を見出し、成長を実感できる環境づくりなんです。下山田:国際化を考える上で重要なのは、国際事業は手段であって目的ではないということです。現代社会では、経済活動も衣服の購入も、すべてが国際的な繋がりの中で成り立っています。髙子:確かに、我々の青年会議所も国際的なネットワークを活かし、地域に開かれたアカデミーを開催することで、メンバーと地域に国際の機会を提供しようとしています。下山田:そうですね。今はオンラインやハイブリッド形式など、多様な国際交流の方法があります。例えば子供たちにとって、オンラインでの海外との交流も貴重な経験になります。髙子:具体的にはどのようなアプローチが考えられますか?下山田:招へい事業、企業視察、ビジネス関連事業など、様々な可能性があります。重要なのは、JCのネットワークを活用し、海外のメンバーと共同事業を行うことです。さいたま市に外国人のJCメンバーを招くことで、地域の国際化にもつながるでしょう。髙子:なるほど。単に国際化を推奨するだけでなく、実際に国際社会を経験した人々が地域に還元することが大切なんですね。下山田:その通りです。国際社会に触れたことのない人に国際化を説明しても説得力はありません。私たち自身が積極的に国際の機会を享受し、その経験を地域に還元することが重要なのです。下山田:幸せな社会を実現するためには、まず幸せとは何かを理解する必要があります。多くの人が、幸せの定義や状況を十分に理解していないのが現状です。 髙子:そうですね。我々のビジョン「Well-being SAITAMA」下山田 敬介 様(Keisuke Shimoyamada) プロフィールインターテック株式会社代表取締役CEO。公益社団法人東京青年会議所 第74代理事長。2025年 JCI会頭。では、誰もが幸せを実感できる社会を目指しています。下山田:重要なのは、幸せを推奨する側自身が国際的な経験や多様な視点を持っていることです。海外に行ったことがない、国際社会と接点のない人が幸せや国際化について語っても説得力がありません。髙子:つまり、私たち青年会議所のメンバー自身が、様々な経験を通じて幸せの本質を探求し、それを地域に還元することが大切なのですね。下山田:その通りです。メンバー一人ひとりが、JC活動を通じて自分なりの幸せを模索し、その過程で得た気づきを地域社会に示していくことが重要です。 髙子:具体的には、どのようなアプローチが考えられますか?下山田:髙子理事長のリーダーシップのもと、メンバーを積極的に巻き込む仕組みづくりが必要です。単に情報を伝えるだけでなく、メンバー自身が主体的に活動に参加し、成長を実感できる環境を創出することが鍵となります。髙子:メンバーに役割を与え、成功体験を通じて組織の意義を実感させることが、幸せの実現に繋がるということですね。 下山田:そうです。幸せは数値や経済的指標だけでは測れません。メンバー一人ひとりが、地域社会の中で自分の存在意義を見出し、成長を実感できることが、真の幸せに繋がるのです。私たち自身が積極的に国際の機会を享受し、その経験を地域に還元することが重要メンバー自身が主体的に活動に参加し、成長を実感できる環境を創出することが鍵

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